JCHO全施設を対象としてメディカルスタッフ・事務職中間管理職の中間管理職研修を実施しました

2025年12月17日
導入事例

JCHO(地域医療機能推進機構)において、メディカルスタッフ・事務職中間管理職の中間管理職を対象にした人材育成・リーダーシップ研修を実施し、100%の方から「研修内容を理解できた」、98%の方から「業務に活かせる」との評価をいただきました。
薬剤師、リハビリ職、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、栄養士、事務職など、多職種からの参加で、いずれの職種からも高い評価が寄せられました。

講義内容
今回の研修では、現場で特に課題として挙がりやすいテーマを体系的に扱いました。
・「価値観の違い」を可視化し、ズレが起こる理由を理解する
・アクティブリスニングの4ステップと、相手の“奥にある意図”を読み取る技術
・同職種・他職種の双方で起こりやすい“前提のズレ”を扱うケースロールプレイ
(例:後輩が意見を言いづらい場面、他職種との情報共有の齟齬など)
・短時間でも信頼関係を築く「1分半の傾聴」体験
・単純接触効果(ザイオンス効果)を活かした日常の関係構築

受講者の声
アンケートでは、次のような具体的な声が寄せられました。
・「コミュニケーションを“構造”で理解できたのは初めて。なぜ伝わらないかが腑に落ちた」
・「価値観のワークで、同じ職種でも重視しているものが全く違うと実感。後輩への関わり方を見直したい」
・「ロールプレイで『意見を言いにくい人』の気持ちがよく分かった。声のかけ方を変える必要があると感じた」
・「他病院・他職種との意見交換を通じて、自分とは異なる考え方や視点を持っていることを改めて感じた」
・「自分が伝えたいことだけに捉われず、相手の反応、様子をみて傾聴・共感を意識していきたい」

多職種合同での実施が好評で、
・「他部署の前提や価値観を知れたことが大きな気づきになった」
・「自分たちの“当たり前”が他職種には当たり前でないと理解できた」
といった声も複数寄せられています。

資料の分かりやすさ・講義の理解度はいずれも98〜100%と高く、
「管理職の悩みに直結した内容だった」「すぐ現場で使える」という実務的評価も多くみられました。

主催の先生方と
当研修主催のみなさまと

 

<頂いたコメント>
今回の研修は、中間管理職にが共通している課題を、理論と実践の両面から整理できる貴重な機会でした。特に、多職種で参加したことで、各職種の“前提の違い”が明確になり、コミュニケーションの重要性をあらためて共有できたと感じています。
参加者からは『明日から現場で使える』という声が多く寄せられており、JCHO全体として今後も継続して学びを深めていく意義を確信しました。

pharmakeとしては、今後も医療現場で直面するコミュニケーション・育成・協働の課題に対し、実践的で再現性の高い研修を提供してまいります。