静岡県病院薬剤師会にて2年目のマネジメント研修を実施しました
株式会社pharmakeは、昨年度に続き静岡県病院薬剤師会の研修会において「チームを育てる、自分も守る:病院薬剤師の新しいマネジメント」をテーマとした研修を担当しました。
研修では、病院薬剤部門で求められる現代的な組織マネジメントと、管理職に必要なメンタルヘルスケアの両面を扱い、具体的なフレームワークと演習を通じて実践につながる学びを提供しました。

講義内容
以下の内容を中心に、講義・グループワーク・事例検討を組み合わせて実施しました。
組織マネジメント
・労務管理と組織マネジメントの違い(「守らせる仕組み」から「動きが生まれる仕組み」へ)
・バッドサイクルの構造と、チーム疲弊が起こるメカニズム
・パフォーマンスマトリクスを用いた関わり方の可視化(行動の量×質から見立てる支援方針)
・管理者のリソース配分の見直し(「誰に・どこに・どの程度」関わるかの再設計)
メンタルヘルスケア
・病院薬剤部で増えるメンタル不調の背景
・疾病モデル/適応モデルによる見立てと初期対応
・短時間接点でも可能なラインケア
・傾聴・共感スキルの体験演習
受講者の声
アンケートでは、具体的な行動に落とし込めるという声が多く寄せられました。
・「傾聴の重要性を改めて認識した。まずは挨拶や声かけを丁寧に行いたい」
・「部下の変化に気づく視点が整理できた。ケチな飲み屋の指標が実務に役立つ」
・「パフォーマンスマトリクスで、自分の関わり方の偏りが把握できた」
・「メンタル不調の事例検討が、実践のイメージにつながった」
・「他院の取り組みから得られたヒントが多く、明日からの行動が具体化した」
・「管理職が抱え込みすぎないための考え方を学べた。仕組みで支える視点が必要だと感じた」
・「一般的な管理監督者へのマネジメント講習とは異なり、演者の方は薬剤師であり病院薬剤師の現状、今は何が起きて問題となっているのか把握されており、よりピンポイントで具体的な対応がイメージしやすく非常に有意義であった。」

pharmakeでは、病院薬剤部門におけるマネジメントのアップデートをご支援するため、今後も現場の課題に即した研修・伴走支援を提供していきます。