都市立病院薬局長研修会にて、病院薬剤部門の“組織マネジメント”をテーマに講演しました

2025年07月23日
導入事例

2025年7月4日、全国都市立病院薬局長協議会・研修会にて、「限られた人員で成果を最大化する組織マネジメント 〜任せ方・関係性・問いのデザイン〜」をテーマに講演させていただきました。
病院薬剤部門においては、働き方改革や人員不足の中、組織としての力をどう高めるかが大きな課題となっています。今回の講演では、「動きが生まれる仕組みをつくる」という視点で、関係性、問いかけ、支援の見極めといった切り口から、病院薬剤部門における実践的なマネジメントをご紹介しました。

■ 講演のポイント
限られた人員でも成果を最大化するために、病院薬剤部門の“組織力”をどう引き出すか──。
人材の個性と関係性に着目し、動きが生まれる組織を設計する視点を提示しました。

  1. グッドサイクルとバッドサイクルの構造
    疲弊する職場では、報告が滞り、意見が出ず、支え手が減っていく「バッドサイクル」が静かに進行しています。一方で、挨拶や声かけ、感謝の言葉といった“当たり前の行動”が積み重なると、関係性が変わり、信頼が生まれ、報告・提案・支援が自然に循環する「グッドサイクル」が回り始めます。
    講師自身の体験をもとに、「空気が変わると、チームの動きが変わる」プロセスを具体的に描き出しました。
  2. 「問いのデザイン」が職場の思考を変える
    「考えてください」と伝えるだけでは、行動は変わりません。
    問いは“思考を助ける補助線”であり、相手が考えやすくなるような問いの設計(問いの型・タイミング・空気づくり)が必要です。
    講演では、理解を深める問い/視点を変える問い/内省を促す問いという3軸をもとに、問いのバリエーションと使いどころを紹介しました。
  3. パフォーマンスマトリクスで関わり方を見極める
    全員に同じ深さで支援するのではなく、行動の“質と量”によって層を分け、関わり方を見極めるアプローチを紹介しました。限られた管理者のリソースを活かすために、「今、力を伸ばせる層には問いかけで背中を押す」「役割を明確に伝えることで土台を整える」といった、支援の“メリハリ”を設計する視点をお伝えしました。

■ 参加者の声(一部抜粋)
講演後のアンケートでは、多くの気づきと前向きな声が寄せられました。

  • 「問いの設計という視点が新しく、週明けから実践したいと思いました」
  • 「普段の悩みが言語化されていて、自分の考えが整理できました」
  • 「挨拶と声かけの具体例が非常に参考になりました」
  •  「パフォーマンスマトリクスの視点は、自分の関わり方のバランスを見直すきっかけになりました」
  •  「明日からの会議で、問いの型を意識して取り入れてみます」
  •  「マネジメントに関して、視界が開けた気がしました」

今後もpharmakeでは、現場の悩みに寄り添いながら、行動変容につながる実践型のマネジメント支援を展開してまいります。