帝京大学で「薬剤師人材育成研修会」を実施しました

2025年05月27日

帝京大学で実施された「薬剤師人材育成研修会」――
対話と自己理解を軸に“主体的に動く薬剤師”の育成を後押し

株式会社pharmake(本社:東京都、代表取締役:田口恵実)は、帝京大学にて実施された「薬剤師人材育成研修会」において、プログラム設計および講師を担当しました。今回の研修では、薬剤部のありたい姿実現に向けて、自己理解と他者理解を深め、チームの中での役割を再認識することを通じて、組織全体に主体性と協働意識を育てることを目的としました。

■ 現場に寄り添う実践的プログラム
本研修は、「理想の組織像」を描くワークから始まり、それを実現するために“自分たちで変えられること”を見出し、最終的には「明日からできる行動コミットメント」を立てる構成で実施しました。単なる講義に留まらず、対話・チームワーク・内省をバランスよく取り入れた3時間半の集中プログラムです。受講者の反応も非常に好意的で、40名中38名(95.0%)が「自分の役割や明日からの行動を考える機会になった」と回答。特に印象に残った内容として「マンダラート」や「キャリアラインチャート」など、体験型ワークが多く挙げられました。
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■ 受講生の声(アンケートより抜粋)
• 「対話の大切さに気づけた。普段の業務では聞けない他の人の考え方に触れられたのが貴重だった」
• 「自分の役割について改めて言語化できた。明日から行動に移したい」
• 「各自が薬剤部のために多くのことを前向きに考えていることを確認することができた」
• 「3時間半があっという間で、また受けたいと思える研修だった」
満足度は5段階中「4」または「5」と答えた方が全体の85.0%を占め、特に「対話の重要性を実感した」「お互いの価値観を共有しメンバーの理解が深まった」といった回答が多く寄せられました。
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■ 帝京大学薬学部・安野伸浩先生より
「今回の研修会では、日々の業務を学びと成長につなげる姿勢を醸成するために、個々の強みや価値観をどのように活かしていくかを考える良いきっかけとなりました。
当院は認定取得などの職員一人ひとりの専門性を高める教育環境は整っている中で、個々の強みと弱みを認識し、自身の目的意識をもち、病院のビジョンと薬剤部の目標に合致した自らのキャリアプランを考える機会をいただき、これまでにない大きな成果が得られたと確信しております。
ワークの中からは普段の業務では得ることができない、心に刺さるスタッフからの重要なメッセージをいただくこともでき、沢山のことに気づかせていただきました。
また、自分が心配している以上に若手が育っており、これも中堅職員の日頃からの教育の成果であることを再認識しました。
本研修から、日々の業務の中でお互いの意見を尊重したうえで、薬剤師のプロフェッショナリズムの観点からも、自らの行動を律する覚悟と責任を持ちつつ、振り返りを行いながら組織の持続的な成長を促す仕組み作りを考えてゆきたいと思います。
魅力的な研修をいただきありがとうございました。」
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■ pharmake 代表・田口恵実 コメント
「病院薬剤師の方々が“役割”と“チームへの貢献”を再定義することで、現場の動きが変わっていく ― そんなきっかけになることを目指しました。『楽しく学べた』という声と同時に、『やってみたいことが明確になった』という感想が多く寄せられたことを大変嬉しく思います。今後も、現場ごとの課題やフェーズに合わせたプログラムを丁寧に設計してまいります。」
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■ 当日ご受講いただいた先生方と

0419参加者のみなさまと

0426参加者のみなさまと

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■ 本研修の特長
• 薬剤部の“ありたい姿”を言語化し、個人と組織の接続を考える設計
• チームの中での“自分の役割”を主体的に捉え直すプロセス
• 病院薬剤部の課題や文化に応じて“中身を一緒に創る”カスタマイズ型
• 単発で終わらせない“変化の兆し”を生む行動コミットメントと、組織の声を可視化
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