群馬県病院薬剤師会の初の管理者マネジメント研修を担当しました

2026年03月16日
お知らせ

株式会社pharmakeは、群馬県病院薬剤師会主催の管理者マネジメント研修を担当しました。
本研修は初めての企画であり、地域全体でマネジメント力を高めていく取り組みとして開催されました。本研修では、管理職としての判断軸を構造的に整理し、理論の共有にとどまらず、他施設の管理者との対話を通じて、明日からの具体的行動に落とし込む設計としました。

講義内容
以下の内容を中心に、講義・グループワーク・事例検討を組み合わせて実施しました。
組織マネジメント
・労務管理と組織マネジメントの違い(「守らせる仕組み」から「動きが生まれる仕組み」へ)
・バッドサイクルの構造と、チーム疲弊が起こるメカニズム
・パフォーマンスマトリクスを用いた関わり方の可視化(行動の量×質から見立てる支援方針)
・管理者のリソース配分の見直し(「誰に・どこに・どの程度」関わるかの再設計)
メンタルヘルスケア
・病院薬剤部で増えるメンタル不調の背景
・疾病モデル/適応モデルによる見立てと初期対応
・短時間接点でも可能なラインケア
・傾聴・共感スキルの体験演習

受講者の声
アンケートでは、回答者全員が満足度評価で4以上(5点満点)と回答いただきました。
また「自分の関わり方を見直せた」「育成・関わり方のヒントが得られた」という声が寄せられています。
実際に頂いた声として、
・「自分一人で抱えこまず、周りにふる、仕組み、環境づくりに力を注ぐことが印象に残った。」
・「グットサイクルへ切り替えるために、声掛けだけでなく、声を上げやすくする、話しても大丈夫と思える心理的安全性を高めることの重要性を改めて認識できた。」
・「グループワークを通じて他施設の方の考えを知ることができたことが印象に残っています。」
・「毎回新しい気づきがあり、マネジメントの奥深さをあらためて実感しました。」
といった内容が挙げられました。

群馬県病院薬剤師会 会長の原 佳津行先生にコメントをいただきました。

今回、群馬県病院薬剤師会として初めて管理者向け研修を主催しました。日頃、人材・組織マネジメントに関する悩みがあるけれども、人材・組織マネジメントを学ぶ機会がないということを聞くことが多く、私自身もそう感じていました。日常業務に追われる中で、管理者自身が立ち止まり、自分の判断や関わり方を整理する機会は決して多くありません。その時間を県病薬として設けられたことに、大きな意義を感じています。
参加された先生方が、他施設の管理者と率直に意見を交わしている姿が印象的でした。「一人で抱え込まない仕組みづくり」や「声を上げやすい環境づくり」といった視点は、参加された先生方それぞれの現場に持ち帰り、これからどう具体化していくかを考える重要なテーマだと感じました。
県病薬として、薬学生に対する病院薬剤師確保の取り組みを行っていますが、同時に、離職する病院薬剤師を減らすことも重要です。今回のような研修を単発で終わらせるのではなく、管理者同士が学び合い、支え合える場を継続していきたいと考えています。本研修が、その第一歩になれば幸いです。

pharmakeでは、病院薬剤部門におけるマネジメントのアップデートをご支援するため、今後も現場の課題に即した研修・伴走支援を提供していきます。