新潟大学医歯学総合病院で「マインド醸成研修」を実施しました
2025年05月16日
株式会社pharmake(本社:東京都、代表取締役:田口恵実)は、新潟大学医歯学総合病院 薬剤部にて全職員対象に、薬剤師としてのプロフェッショナリズムを再認識し、「思いやり」「チーム意識」「自己の目標」という3つのマインド醸成をねらいとした研修を実施しました。まずは部門全体に向けたインプット講義を実施し、講義で関心を持った職員に対して、少人数での対面型ワークショップを展開しました。
■ 自己理解から組織貢献へつなぐ3時間のプログラム
研修では、Web講義による事前インプットを経て、対面形式でワークショップを実施。
「3年後になりたい自分の姿」から逆算し、“今やるべきこと”を考える個人ワークに始まり、
「薬剤部としてのありたい姿」を言語化し、“組織の成長のために自分ができること”を考えるグループワークへと展開しました。
この2つの視点を踏まえ、“自分のニーズ”と“組織のニーズ”を重ね合わせたときに、明日からできる具体的な行動とは何かを導き出すプロセスを設計いたしました。
参加者は、ブロックを用いた構造化手法で自身の思考を可視化し、思考の整理と共有を進めました。個人・グループ・全体対話を通じて、役割認識とチーム貢献のあり方を再定義する構成といたしました。
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■ 受講生の声(アンケートより抜粋)
研修後のアンケートでは、参加者の100%が「自分の役割や明日からの行動を考えるきっかけになった」と回答しました。
満足度評価では、全員が「4」以上と回答し、そのうち53.8%が「5(非常に満足)」を選択しています。
自由記述からの主な声:
• 「明日からやるべきことを言葉にできて良かった」
• 「自分自身の考え方を見つめ直すきっかけになった」
• 「将来ややりたいことが明確になった」
• 「自分や他の人の薬剤師像を知るきっかけになった」
階層別の行動コミットメント分析では、
• 役職者層では「組織内対話の設計」「方針の明確化」
• 先輩層では「声かけや共感的な対応」「一緒に考える姿勢」
• 新人層では「あいさつ」「挑戦」「学ぶ姿勢」
といった行動傾向が見られ、各立場での気づきが具体的行動につながっていることが確認されました。
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■ 新潟大学医歯学総合病院 薬剤部の先生より
「今回の研修は、薬剤師一人ひとりが『目的意識を持って働く』ことの大切さを再確認し、個人のキャリアと薬剤部全体の方向性を重ねて考える機会として企画いたしました。
キャリアチャートやブロック表現のワークを通じて、「自分のやりがいを客観視できた」などの声が多く寄せられました。
研修での学びを一過性のものにせず、日常業務の中で「自分は何を大切にしているのか」「どんな姿を目指しているのか」を意識し続けることが、個人の成長と組織の発展につながると考えています。
当院薬剤部では今後もこのような取り組みを継続し、個人の成長と組織の成長が重なり合う土台を育て、より良い医療提供と、組織としての持続的な発展を実現してまいります。」
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■ pharmake 代表・田口恵実 コメント
「新潟大学医歯学総合病院 薬剤部の皆さまとご一緒できたことを、大変光栄に思っております。
本研修では、「思いやり」「チーム意識」「自己の目標」という3つの視点を軸に、キャリアと組織をつなぐ時間を設計しました。個人が自分のありたい姿を描き、それを組織の成長と重ねて行動に変えていく。この循環が現場の日常に溶け込んでいくことが、薬剤部門の未来にとって非常に大きな意味を持つと感じています。今後も、現場の皆さまの取り組みに伴走しながら、薬剤師の専門性とチーム貢献の両立を支える支援を続けてまいります。」
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■ 本研修の特長
• キャリアを軸に、職員一人ひとりの目的意識を育てる構成
• 薬剤部の“ありたい姿”を言語化し、個人と組織の接続を考える設計
• 事前インプットと対面ワークのハイブリッド型
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